栗原 ウメ(読み)クリハラ ウメ

20世紀日本人名事典 「栗原 ウメ」の解説

栗原 ウメ
クリハラ ウメ

明治〜昭和期の実業家 大同毛織創業者。



生年
明治14(1881)年2月15日

没年
昭和26(1951)年8月16日

出生地
栃木県安蘇郡

旧姓(旧名)
久保

主な受賞名〔年〕
緑綬褒章〔昭和25年〕

経歴
高小卒後、裁縫師として3年間修行。明治33年織物工場・栗原稲工場の栗原幸八と結婚、創業者の姑イネの下で働く。45年毛織物専業の栗原紡績工場に発展させる。工場の機械化、従業員の増加のなかで、工場管理と指導員の指導にあたり、大正7年イネが病気で倒れてからは看病と事業に多忙の日々を送る。昭和5年夫と死別、のち工場を愛知県尾西地方に移し、最高責任者として事業推進をはかった。工場はのち大同毛織に発展。また栗原実業補習学校、栗原勤愛学校(のちの栗原勤愛女学校)を開設した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android