核四重極能率(読み)かくしじゅうきょくのうりつ(その他表記)electric quadrupole moment of nucleus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核四重極能率」の意味・わかりやすい解説

核四重極能率
かくしじゅうきょくのうりつ
electric quadrupole moment of nucleus

原子核内の電荷分布が球対称からずれるために生じる電気四重極能率。電荷分布が細長い回転楕円体 (葉巻形) のとき正,平たい回転楕円体 (円板形) のとき負の値をとる。四重極能率は対称テンソルで,その主軸の一つはスピンの方向と一致する。核スピン 0または 1/2 の原子核では四重極能率は0である。その他の場合,四重極能率の値は e×10-26cm2 ( e は電気素量 ) の程度であるが,原子核自体が回転楕円体に変形した変形核では e×10-24cm2 の程度に達する。

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