桂 文之助(東京・4代目)(読み)カツラ ブンノスケ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 の解説

桂 文之助(東京・4代目)
カツラ ブンノスケ


職業
落語家

本名
桂 仙之助

別名
前名=桂 文仙,桂 文吉

生年月日
安政2年 8月14日

経歴
江戸4代目桂文治三男。初め文仙・文吉と名乗り、明治9年8月の「落語業名鑑」に文之助の名が見られる。約50年近くを文之助で通したが、噺の方では大成しなかった。事務能力と能書を買われて長年、三遊派の書記・税務係をつとめる。大正6年設立の演芸会社でも事務員をつとめた。筆を生かして「古今落語家系統表」「文之助系図」を著している。

没年月日
大正11年 10月1日 (1922年)

家族
父=桂 文治(江戸4代目),兄=桂 文治(6代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報