文吉(読み)ぶんきち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「文吉」の解説

文吉 ぶんきち

?-1862 幕末の目明かし。
京都の九条家家士島田左近の手先となり,安政の大獄のとき尊攘(そんじょう)派の探索逮捕にあたる。高利貸もおこなう。猿(ましら)の文吉とよばれた。文久2年閏(うるう)8月29日土佐の岡田以蔵らに絞殺されたうえ三条河原にさらされた。山城(京都府)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例