案内社(読み)あんないしや

日本歴史地名大系 「案内社」の解説

案内社
あんないしや

[現在地名]姫路市本町ほんまち

姫路城東側の中曲輪に位置する武家地。野里のざと門から内京口門うちきようぐちもん通までの南北に長い町筋。野里門から少し南に案内社があった。慶長六年(一六〇一)の町割で成立。同五―八年の姫路城郭図に三〇軒ほどの屋敷がみえ、家数などは江戸時代末期まで大きな変化はない。元禄一一年(一六九八)写の本多家家中侍屋敷図(姫路城史)久長門きゆうちようもん通辺りから北が上案内社、南が下案内社とみえ、その後も同様に称している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android