案者(読み)あんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「案者」の意味・読み・例文・類語

あん‐じゃ【案者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 思慮分別に富む人。また、知恵のすぐれた人。
    1. [初出の実例]「祐経下らんとて出で立ちけるが、あんじゃ第一の者にて、心をかへて思ひけるは」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)
  3. さまざまな物事に通じている人。博識家。
    1. [初出の実例]「鷹川蔵人秀治は文武二道のあん者にて、筆をっとり文章うるはしく」(出典:浄瑠璃・田村将軍初観音(1714)道行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android