桑の箸(読み)クワノハシ

デジタル大辞泉 「桑の箸」の意味・読み・例文・類語

くわ‐の‐はし〔くは‐〕【桑の箸】

桑の木で作った箸。俗に、中風を治したり防いだりするとされた。

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精選版 日本国語大辞典 「桑の箸」の意味・読み・例文・類語

くわ【桑】 の 箸(はし)

  1. 桑の木で作った箸。これを用いると、中風を治したり、防いだりするという俗信があった。
    1. [初出の実例]「某は中風の神、名は半身と申す者、桑の箸さへ左の手、口を歪めて入にける」(出典:浄瑠璃・日本振袖始(1718)二)

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