デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桔梗屋甚三郎」の解説 桔梗屋甚三郎 ききょうや-じんざぶろう ?-? 江戸時代前期の染色工。京都の紅染(べにぞめ)屋。承応(じょうおう)(1652-55)のころ,アカネをもちいて紅梅色にそめる方法をあみだし,甚三紅(じんざもみ)とよばれた。安価の反面,色がさめやすく,桃林堂蝶麿(ちょうまろ)の「好色酒呑(しゅてん)童子」に「変り易きは,甚三紅と男の心」と風刺された。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例