童子(読み)ドウジ

  • 童子/童児

デジタル大辞泉の解説

幼い少年。子供。わらわ。「三歳の―でもわかる話だ」
貴人の身のまわりの世話をする、召し使いの少年。
《〈梵〉Kumāraの訳》
の王子、すなわち菩薩(ぼさつ)のこと。
㋑仏・菩薩・明王などの眷属(けんぞく)につける名。八大童子など。
㋒寺院へ入ってまだ得度剃髪(ていはつ)せずに、仏典の読み方などを習いながら雑役に従事する少年。女子は童女という。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の童子の言及

【信田妻】より

…命を助けられた狐が人に姿を変えて安倍保名と契り子を生む。その子は安倍の童子と名づけられる。ある日,その正体を子に見られた母は〈恋しくは尋ね来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉〉の歌を残して姿をかくす。…

【能面】より

…平太(へいた)と中将は特に武将の霊に用い,頼政や景清,俊寛など特定の人物への専用面も現れた。喝食(かつしき),童子など美貌若年の面のなかにも,蟬丸や弱法師(よろぼし),猩々(しようじよう)といった特定面ができてくる。(4)は最も能面らしい表現のものといわれ,若い女面として小面(こおもて),増(ぞう),孫次郎,若女の4タイプがあり,それぞれ現在は流派によって使用を異にしている。…

【弁慶】より

…また,山伏と鍛冶との交流も考えられるが,問題はそれらの個々の伝承者を離れて,弁慶が典型的な民間の英雄として,その像がどのような種類の想像力によって生成されたかを解明することであろう。
[鬼子,捨子,童子]
 弁慶の誕生譚に関するほとんどの伝承は,鬼子(おにご)として生まれ,山中に捨てられたとするモティーフを備えている。鬼子は,《台記》や《日葡辞書》にも見られるように,長い髪の毛,つまり童髪(わらわがみ)をし,歯が大きく,または二重に生えている者のことをいうが,他の説話や伝説でも,鬼子は殺されるか捨てられるかするのが普通である。…

【童】より

…わらんべ,わらわ,わらわべ,わろうべともいい,童部とも表記した。普通には男女を問わず元服以前の児童(童子・子ども)をさした。童というのは10歳前後とする考え方もあるが,そのように限定してしまうと,かえって童の語にふくまれていた豊富な内容が見失われかねないともいえる。…

※「童子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ノーブレスオブリージュ

《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

童子の関連情報