桟蓋(読み)さんぶた

精選版 日本国語大辞典 「桟蓋」の意味・読み・例文・類語

さん‐ぶた【桟蓋】

  1. 〘 名詞 〙 蓋が乾燥によってそるのを防ぐために、裏に細い横木を打ちつけたもの。貴重な書類美術品などを収める箱の蓋に多く用いる。
    1. [初出の実例]「姉は高台寺蒔絵手文庫と書いてある箱を膝の上に載せて、固くなった桟蓋(サンブタ)の間に無理に指を挿し込みながら」(出典細雪(1943‐48)〈谷崎潤一郎〉上)

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