精選版 日本国語大辞典 「梅鼠」の意味・読み・例文・類語 うめ‐ねずみ【梅鼠】 〘 名詞 〙 染色の名。赤みを帯びた薄ねずみ色。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
色名がわかる辞典 「梅鼠」の解説 うめねず【梅鼠】 色名の一つ。「うめねずみ」とも読む。赤みのある薄い鼠色のこと。梅の語は紅梅こうばいの花に由来する赤みの形容。江戸後期から「鼠」のつく色名が多くなり、「四十八茶百鼠しじゅうはっちゃひゃくねず」といわれるほど流行した。梅鼠はその一つ。奢侈しゃし禁止令によって染色の色が茶色系統、鼠色系統、紺色系統などに制限されたなかで、微妙な色の違いを生み出し、当時の人々はそれを着物にして楽しんだ。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報