棒紅(読み)ボウベニ

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「棒紅」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐べに【棒紅】

  1. 〘 名詞 〙 棒状に固めた口紅。リップスティック。
    1. [初出の実例]「棒紅(ボウベニ)で、頻りと脣を塗りたててゐた夫人が」(出典大道無門(1926)〈里見弴〉白緑紅)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の棒紅の言及

【口紅】より

…唇を美しく彩り,輪郭をととのえると同時に,唇の荒れを防ぐための化粧品。古くは植物性の染料をそのまま使っていたが,現代では主として色素(顔料,染料)を油脂と蠟との混融基剤に混和したものを棒状にした棒紅(ぼうべに)(リップスティック)と,容器に流し込んだ練紅(ねりべに)とがある。古代エジプトやメソポタミアでは,唇や頰は赤色黄土やヘンナベニバナ(紅花)からとった染料で彩っていた。…

※「棒紅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む