森崎浦(読み)もりさきうら

日本歴史地名大系 「森崎浦」の解説

森崎浦
もりさきうら

[現在地名]蒲江町森崎浦

野々河内ののかわち浦の西、猪串いのくし湾の湾奥北西部に位置。惣名蒲江浦の内。永禄六年(一五六三)九月一五日の佐伯庄佐伯後室譲与地坪付(大友家文書録)に「もりさき 一所浦」とみえる。大友宗麟は翌一〇月一五日これらの譲地を田村宗切に安堵している(「大友宗麟安堵状」同書)。慶長六年(一六〇一)の竹野浦組差出帳(佐伯藩政史料)に「もりさき」とみえ、高四〇石余、名請人として太郎三郎がみえる。同一四年毛利高政は当浦の右衛門九郎に荒地開墾ほかを命じている(「毛利高政触書」温故知新録)正保郷帳では蒲江郷に属し、田高九石余・畑高三三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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