植皮術(読み)しょくひじゅつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「植皮術」の意味・わかりやすい解説

植皮術
しょくひじゅつ

皮膚欠損部を皮膚で補填(ほてん)する方法で、自家植皮術、同種植皮術(同種同系および同種異系)、異種植皮術の3種類がある。臨床的に広く用いられるのは自家植皮術で、遊離植皮と有茎植皮に大別される。同種および異種植皮術は、主として動物実験による移植免疫学の研究に利用されている。

[水谷ひろみ]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の植皮術の言及

【皮膚移植】より

…やけどや外傷などによる瘢痕(はんこん)やあざなどの治療のため,その部分に健康な皮膚を移植すること。この移植のための手術を植皮術dermatoplastyという。植皮術には,血行を保ったまま,皮下組織ごと移植する有茎植皮術と,表皮あるいは真皮までの皮膚を切り取って移植する遊離植皮術とがある。…

※「植皮術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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