デジタル大辞泉 「動物実験」の意味・読み・例文・類語 どうぶつ‐じっけん【動物実験】 細菌学・免疫学・薬理学・生理学などの研究のため、動物を用いて行う実験。主にネズミ・モルモット・ウサギ・犬・猫などの小動物が用いられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「動物実験」の意味・読み・例文・類語 どうぶつ‐じっけん【動物実験】 〘 名詞 〙① 医学的目的のために動物を用いて行なう実験。一般に、人に近い、扱いやすい哺乳動物のウサギ・サル・イヌ・ダイコクネズミ・テンジクネズミ・ハムスターなどを用いる。また、特定の条件下では鳥類なども使用される。〔癌(1955)〕② 生物実験の一つ。動物の機能・形態を調べるために目的の動物を使用して行なう実験。動物学の進歩あるいは生物学の進歩のため最も重要な実験である。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「動物実験」の意味・わかりやすい解説 動物実験どうぶつじっけんanimal experimentation 動物を用いて行なう実験。人間を用いた研究には限界があるため,医学研究,ことに実験医学の重要な方法の一つである。用いる実験動物は,実験目標に合わせて選ばれる。また病気の解明につながる疾患モデル動物の研究,実験も行なわれる。動物実験はこれまでに,抗生物質やワクチンの開発など,健康維持や病気の治療に大きく貢献してきた。一方,動物愛護,生命の尊重,動物資源の保護といった理由から,実験を行なうにあたって,(1) 動物実験の必要性の吟味,(2) 使用動物数を必要最小限に抑える,(3) 動物に可能なかぎり痛みを与えないように処置し,安楽死させるなど,動物福祉・倫理的な配慮が定められるようになった。日本では 1980年の「動物実験ガイドラインの策定に関する勧告」がさきがけとなり,動物実験に倫理規定が定められた。国によっては倫理規定とともに罰則も強化されており,研究者が研究停止させられることもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by