椛谷村
かばたにむら
[現在地名]柿木村椛谷
福川村から福川川に沿って南に上った山深い村。茂土路・土場・椛谷・京良瀬・中河内・古江堂・黒淵・白井・中条・猿田原の一〇集落がある。樺谷村とも記す。福川から川に沿って南下した道は、小峰峠を越えて周防都濃郡へ、西へ行く道は仏峠を越えて同佐波郡へ通じている。正保国絵図に村名がみえ、高一七七石余。明治四年(一八七一)の万手鑑によると古高一七七石余、寛永一四年(一六三七)の検地高二〇九石余、明治四年の総高二五六石余・反別四一町四反余、家数四八(本百姓三五・小百姓一二・社人一)・人数一七九、牛四〇、米蔵一、社二(岩野山愛宕社・丸子山熊野社)、紙漉舟二一、鉄砲一五、木地屋二。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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