検疫所(読み)ケンエキショ

デジタル大辞泉 「検疫所」の意味・読み・例文・類語

けんえき‐しょ【検疫所】

《「けんえきじょ」とも》空港海港にある、検疫を行う施設厚生労働省の管理下において検疫官が配置され、渡航者や貨物の検査をする。

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栄養・生化学辞典 「検疫所」の解説

検疫所

 検疫をする施設.空港,海港,国境などにある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の検疫所の言及

【検疫】より

…外来伝染病のうち,検疫法に規定された伝染病を検疫伝染病といい,国際保健規則に準拠してコレラペスト黄熱の3疾患が指定されている。検疫業務には,(1)ヒトの検疫(患者・保菌者・健康接触者の発見および行動制限),(2)貨物の検疫(コレラ汚染地域から輸入される生鮮魚介類を対象としたコレラ菌検査),(3)予防接種(実施,予防接種証明書の発給),(4)船舶の衛生検査(ペスト防疫を目的とした鼠族の駆除,船舶内の衛生検査の実施・証明書の発給),(5)港湾衛生業務(検疫伝染病および政令で定めた伝染病である日本脳炎・マラリアの定着防止を目的とした海港・空港の衛生状態の把握)があり,全国で103ヵ所(海港82ヵ所,空港21ヵ所)の検疫所によって行われている。また,食品衛生法に基づいた輸入食品監視業務も行っている。…

※「検疫所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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