楠本長三郎(読み)クスモト チョウザブロウ

20世紀日本人名事典 「楠本長三郎」の解説

楠本 長三郎
クスモト チョウザブロウ

明治〜昭和期の内科学者 大阪帝国大学総長。



生年
明治4年1月20日(1871年)

没年
昭和21(1946)年12月6日

出生地
長崎県

学歴〔年〕
東京帝国大学医科大学〔明治29年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔明治42年〕

経歴
明治38年大阪府立高等医学校教諭兼内科医長となり、39年ドイツ留学、ブレスラウのローンベルクに師事、内科学を修めた。大正13年大阪医科大学学長、同病院長となった。昭和6年には大阪帝大の創立尽力、同医学部長を経て9年総長となり医、理、工3学部を設け、微生物病研究所、産業科学研究所を付設するなど、大阪大学の基礎を築いた。17年日本医学会会頭。大阪医科大学長時代、入沢博士監修のもと「脊髄疾患」を執筆した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「楠本長三郎」の解説

楠本長三郎 くすもと-ちょうざぶろう

1871-1946 明治-昭和時代前期の内科学者。
明治4年1月20日生まれ。39年ドイツに留学。大正13年府立大阪医大学長,同大病院長となる。昭和6年大阪帝大の創立につくして医学部長。9年総長となり,微生物病研究所,産業科学研究所を設置した。昭和21年12月6日死去。76歳。長崎県出身。帝国大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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