業績相場(読み)ギョウセキソウバ

ASCII.jpデジタル用語辞典 「業績相場」の解説

業績相場

企業業績の好転や向上に伴って株価が上昇すること。好況をバックに、企業の業績向上を見込んで、株価が上がること。景気の拡大局面に、企業業績の向上によってできる相場の株価を指す。金利などの要因よりも、個別企業の業績拡大を要因として株価が上昇する局面のこと。これに対し、景気後退局面で、金利低下による株価上昇局面を「金融相場」と呼ぶ。いつの時代も、株価の決め手になる材料は、業績の動向収益が増えれば、増配期待や企業の成長を見込んで買われる。株価上昇の原因を分類した場合、「金融相場」と「業績相場」に分かれる。

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世界大百科事典(旧版)内の業績相場の言及

【相場】より

…市場全体が活況を呈し,上昇しているときの相場を〈強い相場〉といい,反対に下降しているときは〈弱い相場〉という。なお〈強い相場〉を表す用語に〈金融相場〉〈業績相場〉があるが,これはそれぞれ,金融緩和・金余りを背景とする株高,企業業績の好転・向上に伴う株高をいう。なお景気後退期でも株高現象がみられることがあるが,これは〈不景気の株高〉(金融相場の一種)という。…

※「業績相場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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