極性の法則(読み)きょくせいのほうそく(英語表記)law of polarity

岩石学辞典 「極性の法則」の解説

極性の法則

一般にマグマ固化の最終期では,もとのマグマに比較的少量存在していた成分が特徴的に観察される.極性をもつ元素は極性の鉱物となり,後期の脈や接触変成帯に存在するという規則で,例えば超塩基性岩では極性元素はCa, Al, Si, Na, Kで,これらはグロッスラライト(grossular),アンドラダイト(and-radite),コランダム(corundum),曹長石(albite)などとなる[Weinschenk : 1894, Duparc & Pamphil : 1910, Larsen : 1928, Lodocnikow : 1936, Tomkeieff : 1983].この法則は現在は使われない.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android