岩石学辞典 「極性の法則」の解説 極性の法則 一般にマグマ固化の最終期では,もとのマグマに比較的少量存在していた成分が特徴的に観察される.極性をもつ元素は極性の鉱物となり,後期の脈や接触変成帯に存在するという規則で,例えば超塩基性岩では極性元素はCa, Al, Si, Na, Kで,これらはグロッスラライト(grossular),アンドラダイト(and-radite),コランダム(corundum),曹長石(albite)などとなる[Weinschenk : 1894, Duparc & Pamphil : 1910, Larsen : 1928, Lodocnikow : 1936, Tomkeieff : 1983].この法則は現在は使われない. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報