概念実在論(読み)ガイネンジツザイロン

デジタル大辞泉 「概念実在論」の意味・読み・例文・類語

がいねんじつざい‐ろん【概念実在論】

普遍概念を実体的なものととらえ、それを実在的な本質とする考え方。中世スコラ学でいう実念論はその一例

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精選版 日本国語大辞典 「概念実在論」の意味・読み・例文・類語

がいねんじつざい‐ろん【概念実在論】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Begriffsrealismus の訳語 ) 概念としてとらえられる普遍が個物に先行して実在するという説。実念論。

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世界大百科事典(旧版)内の概念実在論の言及

【実念論】より

…実在論の最初の中世的形態。概念実在論ともいい,普遍的概念の実在性を主張する。類,種,種差などの〈普遍universalia〉は,個物から独立し,〈個物に先立ってante rem〉実在すると説く,広義のプラトン主義的実念論が典型。…

※「概念実在論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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