日本歴史地名大系 「榎本町」の解説 榎本町えのもとちよう 北海道:渡島支庁函館市旧湯川村地区榎本町[現在地名]函館市榎本町・湯川町(ゆのかわちよう)一―二丁目昭和一一年(一九三六)から続く町。同年六月に亀田(かめだ)郡湯川村が湯川町となった時、旧大字下湯川村の字滝ノ沢(たきのさわ)・字寺野(てらの)の各一部を中心に字上野(うえの)の一部を加えて、字榎本町とした(湯川町字地番改正調書)。箱館戦争の時、榎本軍はこの地にあった温泉(まだ湯がぬるかった)を負傷者の湯治場とした。町名は同軍の責任者であった榎本釜次郎(武揚)にちなんで命名された。昭和一一年の字榎本町の戸数八二(湯川沿革史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by