渡島支庁(読み)オシマシチョウ

日本歴史地名大系 「渡島支庁」の解説

渡島支庁
おしましちよう

面積:三七一五・五六平方キロ
函館はこだて市、松前まつまえ松前まつまえ町・福島ふくしま町、上磯かみいそ知内しりうち町・木古内きこない町・上磯かみいそ町、亀田かめだ大野おおの町・七飯ななえ町・戸井とい町・恵山えさん町、亀田かめだ椴法華とどほつけ村、茅部かやべ南茅部みなみかやべ町・鹿部しかべ町・砂原さわら町・もり町、山越やまこし八雲やくも町・長万部おしやまんべ

北海道の南西部、渡島半島の南東側を管下に置く。管内の面積はほぼ埼玉県に匹敵する。西は檜山支庁、北は後志支庁に接し、南は津軽海峡、東は太平洋・内浦湾に面する。南西部の松前町は東は日本海に面し、同町から津軽海峡、太平洋・内浦湾と巡り、北端長万部町まで四〇〇キロの海岸線を有している。中央部には重点観測火山であるこまヶ岳がそびえ、同山麓のおお沼・沼・蓴菜じゆんさい沼の三湖沼を含む一帯は大沼国定公園に指定され、ほかに松前矢越まつまえやごし恵山の二つの道立自然公園がある風光明媚な自然環境となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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