様子振る(読み)ヨウスブル

デジタル大辞泉 「様子振る」の意味・読み・例文・類語

ようす‐ぶ・る〔ヤウス‐〕【様子振る】

[動ラ五(四)]気どる。もったいをつける。
「(聖人ハ)―・ったり、見かけをかざったりはしない」〈実篤幸福者

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「様子振る」の意味・読み・例文・類語

ようす‐ぶ・るヤウス‥【様子振】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「ぶる」は接尾語 ) もったいらしく見せかける。もったいぶる。ことさらきどる。
    1. [初出の実例]「尼一味加へた被やうすぶる」(出典:雑俳・太平楽(1724))
    2. 「臆したと云はんよりは、様子振(ヤウスブ)ったと云はんよりは」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android