権の中納言(読み)ごんのちゅうなごん

精選版 日本国語大辞典 「権の中納言」の意味・読み・例文・類語

ごん【権】 の 中納言(ちゅうなごん)

  1. 中納言権官。定員外の中納言。権黄門。
    1. [初出の実例]「季縄(すゑなは)少将のむすめ右近、故后(きさい)の宮にさぶらひけるころ、故権中納言の君おはしける」(出典大和物語(947‐957頃)八一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android