新撰 芸能人物事典 明治~平成 「横尾泥海男」の解説
横尾 泥海男
ヨコオ デカオ
- 職業
- 俳優
- 本名
- 横尾 勇
- 生年月日
- 明治32年 8月9日
- 出身地
- 佐賀県
- 学歴
- 東京美術学校(東京芸術大学)洋画科
- 経歴
- 大正12年松竹蒲田美術部に入社。ついで助監督となるが、13年「春は来れり」に山男役で出演以来俳優に転向。鈴木伝明のグループに属し伝明映画に殆んど出演。昭和3年頃からブームとなった短篇喜劇にも出演。とりわけ斉藤寅次郎「女は強くて独りもの」では伊達里子を相手役に主役。他に小津安二郎「落第はしたけれど」などに出演。昭和6年不二映画創立し参加。8年解散後は古川緑波らの笑の王国に参加する。写真化学研究所の第一作「ほろよひ人生」にも吉沢久雄とのコンビで大泥棒にふんすなど個性豊かな巨漢俳優として活躍。戦後も清水金一のシミキン物などに助演したが、スクリーンから姿を消した。
- 没年月日
- 昭和31年 7月5日 (1956年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報