日本歴史地名大系 「横浜天主堂跡」の解説 横浜天主堂跡よこはまてんしゆどうあと 神奈川県:横浜市中区山下町横浜天主堂跡[現在地名]中区山下町横浜居留地八〇番(本町通)に建てられた開国後最初のカトリック教会。切支丹禁教令の解かれていない万延元年(一八六〇)、フランス総領事館付通訳として来浜した天主公教会宣教師M・P・ジラールによって横浜外国人のための教会堂が建設され始め、翌文久元年(一八六一)一〇月に完成、一二月一三日に献堂式が行われ、聖心教会堂と命名された。日本人は耶蘇(やそ)寺とよんだ。またオランダ一〇番にあったため阿蘭陀(おらんだ)寺とも称された(横浜開港見聞誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by