…江戸時代,灘,伊丹などの上方から江戸へ積み出される酒樽(4斗樽)をおもな荷として,大坂,西宮から樽廻船問屋によって仕立てられた廻船。樽船ともいう。船型は菱垣(ひがき)廻船と同じく弁才船で,当初は500石積みから1000石積みを主体としたが,19世紀以降には1500石積み級が中心となり,積載能力は1000石積みで1600樽から2000樽であった。…
※「樽船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...