樽船(読み)タルブネ

精選版 日本国語大辞典 「樽船」の意味・読み・例文・類語

たる‐ぶね【樽船】

  1. 〘 名詞 〙たるかいせん(樽廻船)」の略称
    1. [初出の実例]「右七品之儀は荷主勝手次第、樽船・菱垣船両積に相定」(出典:日本財政経済史料‐三・経済・商業・問屋(1811))

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世界大百科事典(旧版)内の樽船の言及

【樽廻船(樽回船)】より

…江戸時代,灘,伊丹などの上方から江戸へ積み出される酒樽(4斗樽)をおもな荷として,大坂,西宮から樽廻船問屋によって仕立てられた廻船。樽船ともいう。船型は菱垣(ひがき)廻船と同じく弁才船で,当初は500石積みから1000石積みを主体としたが,19世紀以降には1500石積み級が中心となり,積載能力は1000石積みで1600樽から2000樽であった。…

※「樽船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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