橘樹郷(読み)たちばなごう

日本歴史地名大系 「橘樹郷」の解説

橘樹郷
たちばなごう

和名抄」高山寺本・東急本ともに「多知波奈」と訓を付す。郡衙の所在地と思われる。武蔵国分寺跡(現東京都国分寺市)より「樹」「」と篦書あるいは陰刻された瓦が出土し、橘樹郡名および郷名のいずれかであろうとされる。天平勝宝八年(七五六)一一月の奈良東大寺正倉院御物の調庸布墨書に「武蔵国橘樹郡橘□郷刑部直国当調庸布壱端」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む