歌がまし(読み)ウタガマシ

デジタル大辞泉 「歌がまし」の意味・読み・例文・類語

うた‐がま・し【歌がまし】

[形シク]ひとかどの歌らしい。
「さすがに―・しう、われはと思へるさまに最初さいそによみ侍らむ」〈九九

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精選版 日本国語大辞典 「歌がまし」の意味・読み・例文・類語

うた‐がまし【歌がまし】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「がまし」は接尾語 ) ひとかどの歌らしい。優れた歌らしい。
    1. [初出の実例]「つゆとりわきたるかたもなく、さすがにうたがましう、われはと思へるさまに、最初(さいそ)によみ侍らん」(出典枕草子(10C終)九九)

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