正伝庵(読み)しようでんあん

日本歴史地名大系 「正伝庵」の解説

正伝庵
しようでんあん

二四世明巌正因塔所。貞和四年(一三四八)足利直義は正因に対し、万寿まんじゆ寺前の地を正伝庵敷地として与えている(鹿山略志)。文和三年(一三五四)九月八日の足利義詮御教書(県史三)によって円覚寺に移転。永和元年(一三七五)正続しようぞく院との間に地境争論を起こしている(同年八月日「円覚寺正続院雑掌成竜重申状案」同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android