正力松太郎賞(読み)しょうりきまつたろうしょう

共同通信ニュース用語解説 「正力松太郎賞」の解説

正力松太郎賞

日本のプロ野球の発展に大きな功績を残した故正力松太郎しょうりき・まつたろう氏を記念し、1977年に制定された。プロ野球界に貢献した監督コーチ、選手、審判員を対象に、選考委員会が選出する。受賞者は日本一に輝いた監督が多く、最多は第1回を含めて4度選ばれた王貞治おう・さだはる氏。2004年に米大リーグのシーズン最多安打記録を更新したイチロー、13年にレギュラーシーズン24勝無敗で楽天の初優勝に貢献した田中将大たなか・まさひろには特別賞が贈られた。

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知恵蔵mini 「正力松太郎賞」の解説

正力松太郎賞

その年のプロ野球の発展に最も貢献した人物(監督、コーチ、選手、審判)に贈られる賞。日本初のプロ野球チーム「大日本東京野球倶楽部」(現・読売ジャイアンツ)を創設した元読売新聞社社長、正力松太郎の功績を称え、1977年に創設された。以来、読売新聞社の主催により毎年開催されている。授賞者は球界関係者からなる正力松太郎賞選考委員会によって選出され、金メダルと賞金500万円が授与される。2013年現在の最多受賞は王貞治の4回。特別賞が授与される場合もあり、13年までにイチロー(鈴木一朗)と田中将大の2人が受賞している。

(2013-11-14)

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