楽天(読み)ラクテン

デジタル大辞泉 「楽天」の意味・読み・例文・類語

らく‐てん【楽天】

自分境遇を天の与えたものとして受け入れ、くよくよしないで人生を楽観すること。

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共同通信ニュース用語解説 「楽天」の解説

楽天

1997年設立のIT企業で、インターネット通販の「楽天市場」を運営する。プロ野球Jリーグへの参入知名度を高め、国内有数の企業に成長した。銀行証券といった金融事業のほか携帯電話事業にも参入。「楽天経済圏」という言葉も生まれた。2020年12月期の連結売上高は1兆4555億円。今年4月に社名を楽天グループに変更する。

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精選版 日本国語大辞典 「楽天」の意味・読み・例文・類語

らく‐てん【楽天】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 自分の運命や境遇を、天から与えられたものとして受け入れ、物事にあくせくしないこと。人生を楽観すること。のんきなこと。⇔厭世
      1. [初出の実例]「畢竟(つまり)人生には両面がある。楽天とか厭世とか云ふは各々一面を見て立てた人生観で」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵新詩人)
      2. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕
    2. 鳥「ひばり(雲雀)」の異名。
  2. [ 2 ] 白楽天(はくらくてん)のこと。
    1. [初出の実例]「彼楽天(ラクテン)の詩に」(出典:発心集(1216頃か)五)

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百科事典マイペディア 「楽天」の意味・わかりやすい解説

楽天[株]【らくてん】

国内最大のインターネット・ショッピングモール〈楽天市場〉を運営する企業。1997年,三木谷浩史〔1965-〕がエム・ディー・エムを設立し,〈楽天市場〉サービスを開始。1999年,社名を楽天と変更。楽天市場事業,パーソナル・ファイナンス事業,証券事業などのビジネスユニット制をとる。〈楽天市場〉の課金店舗数は18637店(2006年末)。インターネットの普及に伴って急成長し,近年は宿泊予約サイトやネット証券を傘下に入れるなど,さらに規模を拡大している。2004年11月にはプロ野球球団〈東北楽天ゴールデンイーグルス〉(通称・楽天イーグルス)を発足させ,50年ぶりのプロ野球新規参入として注目された。2006年1月,米AIGグループと共同で損害保険会社を設立すると発表。本社東京,支社大阪。2011年資本金1079億円。2011年12月期売上高3799億円。売上構成(%)は,インターネットサービス58,インターネット金融33,その他9。
→関連項目ソーシャル・ネットワーキング・サービス

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普及版 字通 「楽天」の読み・字形・画数・意味

【楽天】らくてん

天命を楽しむ。境遇に安んずる。〔孟子、梁恵王下〕天を樂しむは天下を保ち、天を畏るるは其の國を保つ。

字通「楽」の項目を見る

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「楽天」の解説

楽天

正式社名「楽天株式会社」。英文社名「Rakuten, Inc.」。サービス業。平成9年(1997)「株式会社エム・ディー・エム」設立。同11年(1999)現在の社名に変更。本社は東京都品川区東品川。国内最大規模のインターネットショッピングモールを運営。子会社で金融・旅行・通信・プロスポーツ事業などを展開。JASDAQ上場。証券コード4755。

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