此方暗(読み)こなたぐら

精選版 日本国語大辞典 「此方暗」の意味・読み・例文・類語

こなた‐ぐら【此方暗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 向こうの方が明るく、こちらの方が暗いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「屏風より覗き給へば、こなたぐらにて、火をつくづくと眺めつつ添ひ臥し給へる」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android