歩度測定機(読み)ほどそくていき(その他表記)timing machine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「歩度測定機」の意味・わかりやすい解説

歩度測定機
ほどそくていき
timing machine

時計の単位時間あたりの進み遅れ (歩度という) のむらを測定する装置。歩度を短時間で測定して,そのときの状態での1日あたりの時計の進み遅れの偏差時間を秒単位で記録し,または表示する。規準時間発生は普通水晶発振器が用いられる。機械式と電子式があり,機械式は,規準信号によって定速駆動される円筒上の突起により,記録紙に印刷される時計信号の点列の傾斜によって測定する。また電子式は水平軸を規準信号で掃引されるブラウン管上で,垂直軸に入れられた時計からの信号による点の移動によって測定する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android