歴問(読み)となめとう

精選版 日本国語大辞典 「歴問」の意味・読み・例文・類語

となめ‐と・う ‥とふ【歴問】

〘他ハ四〙 (「となめ」は「戸並め」の意) ひとりひとり次々に尋ねる。あまねく尋ね問う。となべとう。
書紀(720)雄略一四年四月(前田本訓)「天皇呉人に設(あ)へたまはむと欲(おほ)して群臣に歴問(トナメトヒ)(〈別訓〉となへとひ)て曰はく、其れ、共食者(いひたけひと)に誰か好か」

となべ‐と・う ‥とふ【歴問】

〘他ハ四〙 (「となべ」は「戸並べ」の意) =となめとう(歴問)
※書紀(720)雄略二年一〇月(前田本訓)「群臣、割鮮(なますつく)野饗(のあへ)むと欲(し)て、群臣に歴問(トナヘト)ふに、能く対へまうすひと有ること莫し」

れき‐もん【歴問】

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普及版 字通 「歴問」の読み・字形・画数・意味

【歴問】れきもん

歴訪

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