死に切る(読み)しにきる

精選版 日本国語大辞典 「死に切る」の意味・読み・例文・類語

しに‐き・る【死切】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 完全に死ぬ。
    1. [初出の実例]「もう死(シ)に切(キ)って、今際の際の一言さへ、叶はぬ事か、浅ましい」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)序幕)
  3. 死ぬものと、覚悟を決める。
    1. [初出の実例]「兎に角わたしはどうしても、死(シ)に切(キ)る力がなかったのです」(出典:藪の中(1921)〈芥川龍之介〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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