殿作(読み)とのづくり

精選版 日本国語大辞典 「殿作」の意味・読み・例文・類語

との‐づくり【殿作】

  1. 〘 名詞 〙 御殿を造ること。また、御殿風に立派な家を造ること。その御殿、建物やその様子もいう。屋敷のかまえ。
    1. [初出の実例]「この殿は むべも むべも富みけり さきくさの あはれ さきくさの はれ 三つば四つばの中に 止乃川久利(トノツクリ)せりや 止乃川久利(トノツクリ)せりや」(出典催馬楽(7C後‐8C)この殿は)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android