日本歴史地名大系 「比久見村」の解説 比久見村ひくみむら 岐阜県:加茂郡川辺町比久見村[現在地名]川辺町比久見飛騨川左岸の河岸段丘上に位置し、北は下吉田(しもよしだ)村、東は上飯田(かみいいだ)村(現八百津町)と下飯田村、南は福島(ふくしま)村。応永二三年(一四一六)八月三日の道硯売券(汾陽寺文書)に「比久見郷内的庭名」とある。同年九月一七日の左衛門太郎売券案(同文書)には「ひくみかうの内すけけんけ名」がみえる。これら比久見郷にかかわる汾陽寺文書は一巻に表装されており、その巻首に文明三年(一四七一)九月吉日付の衆徒評定置文があり、「是ハ木下修理亮殿永代寄進候、比久見郷のうり券共也」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報