比自岐村(読み)ひじきむら

日本歴史地名大系 「比自岐村」の解説

比自岐村
ひじきむら

[現在地名]上野市比自岐

岡波おかなみ村の東。比自岐川・御代みよ川が西流。本村もり村ともよばれ(宗国史、三国地志)、支村の界外かいげ摺見するみ・岡波・枅川ひじきがわの五村は比自岐谷と総称された(三国地志)

「三代実録」貞観七年(八六五)九月五日条には伊賀国阿拝・山田やまだ・伊賀三郡の「田六町九段二百八十八歩」が貞観じようがん(現京都市伏見区)に施入されている。同一四年三月九日付の貞観寺田地目録帳(仁和寺文書)には「伊賀国庄一処在阿拝・山田・伊賀郡等 比自岐庄地七町四段三百十四歩 熟田六町一段三百五十歩 荒地一町二段三百廿四歩 已上散位日下部氏継所進、依太政官去貞観七年九月五日符施入」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android