比誘電率(読み)ヒユウデンリツ

デジタル大辞泉 「比誘電率」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ゆうでんりつ〔‐イウデンリツ〕【比誘電率】

物質誘電率真空の誘電率の比。単位系によらず、一定値となる。

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化学辞典 第2版 「比誘電率」の解説

比誘電率
ヒユウデンリツ
relative permittivity, relative dielectric constant

[別用語参照]誘電率

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「比誘電率」の意味・わかりやすい解説

比誘電率
ひゆうでんりつ

誘電率」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の比誘電率の言及

【誘電材料】より

…その結果,電極間が真空の場合よりも絶縁体が入ったほうが蓄積できる電荷の量がε倍だけ増大する。これを誘電分極現象といい,εを比誘電率と呼ぶ。絶縁体はすべて誘電体であるということができる。…

【誘電体】より

… 電気分極(単位体積当りの電気双極子モーメント)P,誘電体内の電場E,電束密度Dの間には, D=ε0EP ……(1)  D=ε′E=ε0εE ……(2)  P=ε0χE ……(3) という関係が成り立つ。ここで(2)式におけるε′を(絶対)誘電率といい,これを真空の誘電率ε0=8.85×10-12F/mで割ったεを比誘電率という。(3)式のχは電気感受率で,これを用いると比誘電率εはε=1+χで与えられる。…

※「比誘電率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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