気の毒らしい(読み)きのどくらしい

精選版 日本国語大辞典 「気の毒らしい」の意味・読み・例文・類語

きのどく‐らし・い【気毒らしい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]きのどくら〘 形容詞シク活用 〙 ( 「らしい」は接尾語 )
  2. 困ったさまである。つらそうである。
    1. [初出の実例]「折角御信切に言って下さるものを、気のどくらしいけれどねへ」(出典:人情本・閑情末摘花(1839‐41)初)
  3. いかにも同情すべきさまである。
    1. [初出の実例]「これを眺めし時の桂次が顔、気の毒らしかりしと後にて下女の竹が申き」(出典:ゆく雲(1895)〈樋口一葉〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む