気硬性(読み)キコウセイ

デジタル大辞泉 「気硬性」の意味・読み・例文・類語

きこう‐せい〔キカウ‐〕【気硬性】

セメント類などで、空気中で硬化が進み、水中では硬化しない性質。硬化後は水中で強度が低下する。消石灰焼石膏やきせっこうなどが知られる。→水硬性

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百科事典マイペディア 「気硬性」の意味・わかりやすい解説

気硬性【きこうせい】

水硬性

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世界大百科事典(旧版)内の気硬性の言及

【水硬性】より

…ポルトランドセメントのように,水和反応により凝結して強度が得られ,その後水中に置いても強度が低下しない性質をいう。これに対してセッコウのように,強度発現の原因は水和反応によるものであっても,大量の水の存在下では強度が著しく低下する性質を気硬性という。水硬性と気硬性の差の生ずる原因は水和凝結の機構の差による。…

※「気硬性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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