水の低きにつく如し(読み)みずのひくきにつくごとし

精選版 日本国語大辞典 「水の低きにつく如し」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 の 低(ひく)きにつく如(ごと)

  1. ( 「孟子‐梁恵王上」の「民帰之、由水之就一レ下、沛然誰能禦之」また、「孟子‐告子上」の「人性之善也、猶水之就一レ下也」から ) ごく自然にものごとがはこぶたとえ。また、ものごとの自然のなりゆきは、人の力で止めがたいことのたとえ。
    1. [初出の実例]「民を撫、国を治る事は、水のひききにつくに似たり」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)拾遺)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android