水深村(読み)みずふかむら

日本歴史地名大系 「水深村」の解説

水深村
みずふかむら

[現在地名]松尾町本水深もとみずふか・水深・祝田いわいた

田越たこえ村の南東に位置する。天正一九年(一五九一)一一月の武射郡水深村川之江検地帳写(伊藤家文書)によれば田五町七反余(うち上田・中田各九反余、下田三町八反余など)、畠二町余(うち上畠一反余・下畠一町九反余など)、高五五石余、ほかに柴野三四石余、永不作・当不作合計一町九反余。名請人は所持反別一町七反余から七反余まで六人、屋敷地所持者は三人、田畑屋敷筆数一六一。


水深村
みずふかむら

[現在地名]加須市水深

北は花崎はなさき南篠崎みなみしのざき南大桑みなみおおくわ三村青毛堀あおげぼり川を境に対し、南は新川につかわ用水路を境とする。騎西きさい領に所属(風土記稿)。田園簿によると田高四三〇石余・畑高二六八石余、ほか野銭永七五〇文があり、川越藩領。寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳では高九一六石余、反別は田方五六町八反余・畑方四八町二反余、新開高三六六石余、反別は田方二二町七反余・畑方一九町三反余。国立史料館本元禄郷帳によると旗本七家の相給。享保一七年(一七三二)上野沼田藩黒田氏領になったと考えられ、寛保二年(一七四二)黒田氏の転封に伴い上総久留里藩領となり、幕末に至る(延享三年「久留里藩領知目録」久留里藩制一班、押田家文書、「寛政重修諸家譜」、改革組合取調書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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