水田土壌化作用(読み)すいでんどじょうかさよう

最新 地学事典 「水田土壌化作用」の解説

すいでんどじょうかさよう
水田土壌化作用

paddy soil formation

夏季の水稲栽培期の灌漑水による湛水と,収穫前後の落水によって規則的に起こる水田耕作特有の土壌生成作用。以下の基本的過程が含まれる。1)季節的グライ化作用表層土が還元状態となり,グライ化が進行し青灰色に変わる。2)疑似グライ化作用:湛水期の弱い還元状態と落水期の酸化状態の繰返しにより下層土に大理石模様が形成される。3)還元溶脱・酸化集積作用:表層のグライ化により鉄やマンガンが溶脱を受け下層土に集積する。4)塩基再編成作用:灌漑水中の塩基が新たに供給される作用と,二価の鉄が塩基を交換浸出し溶脱を進める作用が同時に起こり,塩基類の組成が変化する。5)クロライト化作用:還元と乾燥酸化により表層土において膨張性2:1型粘土鉱物のクロライトが生成する。

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参照項目:疑似グライ土

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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