湛水(読み)タンスイ

精選版 日本国語大辞典 「湛水」の意味・読み・例文・類語

たん‐すい【湛水】

  1. 〘 名詞 〙 水田、ダムなどに、水をいっぱいに満ちたたえること。また、たたえた水。
    1. [初出の実例]「七二〇米から下が湛水区域に入るのである」(出典:沈める滝(1955)〈三島由紀夫〉八)
    2. [その他の文献]〔論衡‐順鼓〕

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朝日日本歴史人物事典 「湛水」の解説

湛水

没年:尚貞15.12.10(1684.1.26)
生年:尚豊3.6.15(1623.7.12)
後世湛水流の楽祖と目されるようになった琉球古典三線の名人。唐名を夏徳庸,通称は田場(親方)賢忠という。芸能に堪能で尚貞4(1672)年踊奉行に任命されたが,翌年伎女を入れて妾としたために親類の訴えで失脚,領地の田場村に蟄居を命じられた。のち許されて茶道宗職となり湛水と称した。王宮で涵養された古典三線楽の始祖的な楽人とされている人である。三線楽は屋嘉比朝寄の当流に受け継がれて今日に到るが,湛水の流が伝承されていたとして尚泰25(1872)年に松村真信らによって『湛水流工工四』(三線楽譜)が編纂されている。

(池宮正治)

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367日誕生日大事典 「湛水」の解説

湛水 (たんすい)

生年月日:1623年6月15日
江戸時代前期の琉球古典三線の名人
1684年没

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