水籠る(読み)みこもる

精選版 日本国語大辞典 「水籠る」の意味・読み・例文・類語

み‐こも・る【水籠】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 水中に入りかくれる。水中にひそみかくれる。みがくる。転じて、胸に秘め隠す。
    1. [初出の実例]「池水のいひ出づる事のかたければみこもりながら年ぞへにける〈藤原敦忠〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋四・八九〇)

みず‐ごも・るみづ‥【水籠】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 水の中にはいる。
  3. 水の中にいて、声がくぐもる。
    1. [初出の実例]「うんと叫ぶも声水ごもり」(出典:浄瑠璃・浦島年代記(1722)入部の纜)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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