…40巻。《水経》というのは三国時代,3世紀にできた簡単な河川誌で著者もわからないが,これに酈道元が多数の文献と自分の旅行体験とを,注という形にまとめて付け足し,内容豊富な地理書に作り上げた。黄河水系より始め淮河(わいが),長江(揚子江)より江南に及ぶ中国全土の河川ごとに,流域の都市,名勝,旧跡,伝説,民俗等を詳細に記述する。…
※「水経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...