地理書(読み)ちりしょ

精選版 日本国語大辞典 「地理書」の意味・読み・例文・類語

ちり‐しょ【地理書】

  1. 〘 名詞 〙 地理のことを書き記した書物地理学の書物。
    1. [初出の実例]「此書は、元祿の比、極西の夷狄撿夫尓(ケンプル)が著せし日本の地理書の内にて」(出典:殿村篠斎宛馬琴書簡‐天保三年(1832)七月一日)
    2. [その他の文献]〔陸亀蒙‐和襲美寄同年韋校書詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の地理書の言及

【ストラボン】より

…ポリュビオスの《世界史》以後の時代のギリシア・ローマ史を扱った歴史叙述47巻はほぼ完全に失われている。しかし,《地理書》17巻はゲオグラフィアと称された書物では最古のもので,その大部分が現存することから,今日彼は地理学者と称されることが多い。 《地理書》第1・2巻は序説をなし,ホメロス以来の地理学の歴史の紹介と,特にエラトステネス,ポセイドニオスらの数理地理学,自然地理学の批評にあてられている。…

※「地理書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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